右脳の解放

スポーツサイエンティスト,衣笠泰介が日々感じること,感動した言葉,音色,風景などを思いのまま綴る. Think globally, act locally

[http://www.nikkei.com/sports/news/article/g=96958A9C93819490E3E4E2E7918DE3E4E2EBE0E2E3E29EE3E3E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E3EAEAE5E6E2E0E3E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2:title=福島大、陸上選手の練習支援システム開発に着手@日経]

 福島大学は陸上選手のトレーニングを支援するシステムの開発に着手した。選手の腕や脚にセンサーを取り付け、走行時に各部分の運動軌道を客観的に把握できるシステムづくりを目指す。選手強化に活用するとともに、関連機器の開発で地域経済の活性化も狙っている。

 同大陸上競技部は女子短距離界指導の第一人者、川本和久教授が監督を務める。2008年の北京五輪には5人の同大出身の代表選手を輩出した。新システムの開発で指導者や選手の感覚に頼るのではなく、科学的な数値に基づいた適切なトレーニングにつなげる。

 システムの開発はスポーツ時の身体運動解析を研究する二見亮弘教授が中心となり、福島県郡山市に研究開発拠点を置き電子計測技術に強みを持つアド(川崎市)と共同で実施する。10年度中に試作品を完成させ、11年度中の市販も目指す。

 福島大は12年ロンドン五輪でのメダリスト輩出を目指し、10年度から「トップアスリート養成システム開発研究事業」を開始。トレーニング支援システムのほか、全地球測位システム(GPS)を使い歩数と歩幅を精密に計測する技術の開発にも取り組んでいる。