右脳の解放

スポーツサイエンティスト,衣笠泰介が日々感じること,感動した言葉,音色,風景などを思いのまま綴る. Think globally, act locally

[http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2308062/2320393:title=「知能指数を高める遺伝子」を特定、研究報告@AFPBB News]

デューク大学Duke University)と英ロンドン大学キングスカレッジ(King’s College)のテリー・モフィット(Terrie Moffitt)教授(心理学・脳科学)の研究チームは、英国とニュージーランドで母乳で育った3000人以上の幼児を対象にIQを調査した。すると、「FADS2」と呼ばれる特定の遺伝子を持っている幼児のIQが平均6.8ポイント高いことが分かった。

この違いは、社会経済的要因、母親のIQ、出生時の体重、妊娠年齢などの要素を排除しても成立するという。

また、母乳で育った子どもの90%がこの「FADS2」を少なくとも1つは持っていたという。

教授は「知能の決定要因をめぐる議論は、少なくともここ100年間は『生まれつき』か『育つ環境』かだったが、今回の研究で両方がともに作用することが分かった。今回、違いの原因となる生理学的メカニズムを示すことで、この議論に終止符を打つことができる」と語った。