右脳の解放

スポーツサイエンティスト,衣笠泰介が日々感じること,感動した言葉,音色,風景などを思いのまま綴る. Think globally, act locally

[http://www.asahi.com/sports/update/0706/TKY200707060064.html?ref=rss:title=IOC、ユース五輪開催へ 第1回は夏10年、冬12年@朝日]

国際オリンピック委員会(IOC)は5日、グアテマラ市での総会で、14歳から18歳を対象にしたユース・オリンピックを創設し、10年に夏季大会、12年に冬季大会を開くことを決めた。若い世代の運動離れに危機感を抱くIOCは、少年少女版の「五輪」で競技人口を掘り起こし、スポーツが健康にもたらす効用などを啓発する教育プログラムにも力を入れる。

 ロゲ会長は「世界では肥満の人が10億人を超し、子どもたちはテレビゲームに夢中だ。この大会が草の根レベルで若年層のスポーツ活動を活発にするきっかけになる」と提案理由を説明し、満場一致で承認された。

 夏季、冬季大会とも、通常の五輪と同じく4年に1度開き、実施競技も10年、12年五輪を原則として踏襲する。若年層の人気競技が追加される可能性もある。

 夏季大会は冬季五輪の年に開き会期は12日間、冬季大会は夏季五輪の開催年で10日間。選手の規模は夏季約3200人、冬季約1000人。選手のほか審判、運営スタッフも同年代が担当する。

 選手の選考基準は、世界のトップレベルが25%、競技水準を問わない招待選手(1カ国・地域4人)が25%、その他の50%は大陸間のバランスなどを配慮して決める。

 第1回夏季大会の開催都市は来年2月、冬季大会は09年1月に決定。それ以降は開催する5年前に決められる。