右脳の解放

スポーツサイエンティスト,衣笠泰介が日々感じること,感動した言葉,音色,風景などを思いのまま綴る. Think globally, act locally

YOG閉幕そしてプチホリデー

昨日をもって14ー18歳の約3500人の若者が参加して繰り広げられたユース五輪(YOG)が閉幕した.史上初のYOGがシンガポールでの開催ということで,男女混合チームや大陸ごとのチーム編成などIOCの実験的試みがどうなるかと思っていた.大会運営や目玉である文化教育プログラム(CEP)は大きな問題もなく,選手やオフィシャルも一様に満足する内容だったようだ.

今回自分自身としても競泳やトライアスロン,近代五種などのサポートをし,JISSの情報戦略のミニバージョンを行ってみたり,新たな視点でオリンピックの準備に関わることができた.今大会の詳しい分析後の総括をするのはこれからだが,大事なのはYOGに参加したユースオリンピアンの活躍がどう若者の心に残ったかということだ.一人ひとり思いは違うだろうが,YOGをきっかけに他の若者にポジティブな影響を与えていくことができれば,IOCとシンガポールが手がけた舞台は成功したと言えるだろう.2012年には第1回YOG冬季大会がインスブルック(オーストリア)で,第2回YOG夏季大会は2014年に南京(中国)で開催される.YOGの真の評価は何回かのYOG開催後にすべきであると思う.

今回のYOGを通してまた新たなるネットワークが生まれた.こうしたイベントを通して国や人種,性別,専門分野を越えて交流できることは幸せなことだと思う.ただYOGの期間中,あちこちに動きに動き少し疲れている.今日からプチホリデーの第一弾でインドネシアのマナドに4日間行ってくる.そこでJICAでシニアボランティアとして日本語教師をしているヒデさんに会って来る.オーストラリアの時にテニス仲間でお世話になった方だ.マナドではダイビングで有名なので楽しみだ.またその後シンガポールに一旦戻り,9月5日から12日までJAPANに一時帰国をするつもりだ.これがプチホリデー第二弾.11月のアジア大会で忙しくなる前に一旦自分をリセットして来ます.