右脳の解放

スポーツサイエンティスト,衣笠泰介が日々感じること,感動した言葉,音色,風景などを思いのまま綴る. Think globally, act locally

[http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20100720ddm035050028000c.html:title=インサイド:高校スポーツを育てる インターハイを前に/1@毎日]

◇成長期こそ重要
 古旗さんがメーンの肩書に使っている「スポーツ栄養士」は、日本栄養士会と日本体育協会の認定資格。09年10月に第1号の16人が誕生した。養成の中心メンバー、日本女子体育大の田口素子准教授は「日本代表選手に今さらスポーツ栄養を説いても意味は薄い。(体と心の)成長期の子供たちに行うことが重要」と力説する。

 05年に食育基本法が成立し、「食育」という考え方は急速に普及した。だが、田口さんは「消費カロリーが多いスポーツ選手には向いていなかった」と、ターゲットを絞った食育の必要性を感じた。スポーツ栄養士たちは大学などの研究者と、学校給食などを充実させる管理栄養士の間を埋める役割を担う。

 「将来のトップアスリート育成のために始まった『スポーツ食育』だが、意識の高い指導者は今を勝ち抜く手段でもあることを自覚している」と田口さん。高校部活動の分野でもその重要性は増すばかりだ。