JISS地域ネットワーク全国会議に参加して

今回の一時帰国はJISSからの招待を受けて地域ネットワーク全国会議に参加した．この会議の目的は，JISSを始めとする関係諸機関の国際競技力向上のためのスポーツ医科学の活用についての幅広い情報提供及び意見交換を行うことを通して，今後の連携・ネットワークの強化・拡大を図ること．

自分はシンガポールスポーツスクールのスポーツ科学者（生理学）の立場で，Queensland Academy of Sports (QAS)においてPhDデータ収集及びwork experienceをした経験，シンガポールスポーツスクールという国立のスポーツ専門中高一貫の学校において5.5年間にわたって成長期のユース選手及びオリンピック選手に対するスポーツ科学サポートをした経験を話をした．僭越ながらユース選手における成長の段階に合わせたトレーニング戦略，コーチとスポーツ科学者をつなぐコーディネータの必要性，現場でのコーチとの信頼構築の重要性，デジタル情報をアナログ情報に変えるフィードバック方法などを述べた．

コーチと科学者との間にギャップがあるのは自明だが，コーチとの信頼性を得ることを前提に，そこを埋めていく作業を越えて，サービスに付加価値をつけた形でのフィードバックしていくことで，コーチと科学者の立場がお互いリスペクトされた形でチームとして競技力向上を目指していくのが理想だ．

送信者 JISS network conf 10

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今回，久しぶりに日本の会議でプレゼンをしましたが，懐かしい方々と共に多くの新しい方々にもお会いしてネットワークを広げることができました．今回このような機会を与えて下さったJISSの皆様に感謝します．